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2017/05/31

ひとりで旅に出る理由

   私は、相当なわがままである。と思う。また、相当な天の邪鬼でもある。と思う。ところが体に流れているO型の血と、持って生まれた口のうまさが、「世渡り上手のばち当たり」といわれるほどの交際上手を演じさせ、岩村さんは「人が好き」という間違った評価を受けることになっている。が実は、私は人が嫌いだ。

 

   兄さん何が言いたいんや?そうそう、私は団体行動に向いていないという話である。決められた時間に決められた場所に連なっていくのは苦痛だ。また、人が素晴らしいと言えば「ふんっ、こんなもん」と、つい思ってしまう。おまけに、AB型のそれと違って、充分常識的に周りの空気が読めるので、無理に合わせる分だけ、さらに苦痛となるのである。

 

   したがって、旅はひとりで出かけることを基本にしている。パッケージツアーの団体旅行には向いていない。自分が建てた行程によるものならいいが、出発したとたんに離脱の方法を考え始めてしまう。第一、あの絵面を私は良しとしない。いい大人がはしゃぎながら添乗員の後ろをぞろぞろと連んでいる姿は、見苦しいにもほどがある。食事の時など、皆並んで餌を出されているようなものだ。団体旅行は、楽しくないと同時に美しくないのである。


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   ひとり旅は、それはもう気楽である。どこへ行くのも勝手気まま。時間に制約されることもなく、他人の都合に合わせる苦痛は一切ない。行きたい時に行きたい場所へ行き、食いたい時に食いたいものを食う。常に予定は未定、変更ありが前提である。

 

   寂しくないかと言われれば、そりゃあ寂しい。特に、目の前でアベックがイチャイチャ、えっ?カップル?・・・何を言うか、アベックでよろしい。コホンッ。アベックがイチャイチャ始めた時など、男の後頭部をサランラップの芯でどきつ回したくなる。そう、金属バットで殴る勇気はないが、まあしかし、それは日常生活の根本的部分が異常を来している私の場合、旅先に限ったことではないから、何とも言えない話である。感動を分かち合える同伴者がいたほうが良いに決まっているが、気楽さには敵わないのである。

 

   怖くないかと言う人もいる。が、今までホールドアップのような危険に遭遇したことは一度もない。持ち前の気の小ささが功を奏す。私と付き合った女性なら、皆知っている事実である。危険な所には行かないことだ。よくしたもので、ひとり旅を重ねると、ヤバイ場所の空気やヤバイ人が分かってくる。ここから先は進まない方がいい、こいつには近づくなと、鳥肌が教えてくれるのである。若い人にひとり旅を進める理由のひとつは、これである。これは、経験でしか鍛えられない。

 

   もちろん、ひとり旅も良いことばかりではない。どうしてもパッケージツアーに比べると旅行代金は高くなる。これは、割り勘ができない分、当たり前のことだと諦める他ない。

 また、ひとり旅だと食事が貧弱になる。韓国では鍋や焼き肉を食いたくなるし、台湾に行けば本格中華が食いたくなるが、ひとりでは値段も量も適さない。コース料理の店も入り難いし、結果としてファーストフードやチープな食堂系になる。その分、食事代は安く済むので良しとするしかない。

 

   ひとり旅では、文化や習慣による勘違いや言葉の壁による失敗は、それなりに多いが、誰かに迷惑をかけることも、責任を取ることもない。全ては自分ひとりの問題であり、また、その失敗こそが旅なのである。その失敗こそ楽しいのである。

 

   今やネットの普及とLCCのおかげで、格段に海外へ行き易くなった。航空券からホテル、現地のチケットまで、全ての予約が最安値で旅行前に完了する。安易に旅行代理店に任せず、全てを自分でやってみると色んなことも見えて来る。ひとり旅をすべき時代なのである。

 

   ただし、若くて美しい女性の場合は、さすがに問題がある。そんな方に限り、私が相談に乗ってあげよう。場合よっては同行してあげても良い。私なら、サランラップの芯で後頭部を殴られても、振り向いて笑顔を見せられる大人なのだから、安心なのである。

 


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