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2017/07/19

未来シェアへの想い

 沖縄から東京出張を挟み、函館に行った。25℃と表示されていた街頭のデジタル表記を見て、北から南へ弓なす島々で構成するこの国は、決して小国ではないことを実感する。できることなら夏はこちらで過ごしたいものだと思う。食いもんはうまいし、おねぇちゃんはキレイ・・・ん?気のせい?そんなことはなかろう。

 

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 縁あって、昨年からベンチャー企業の立上げに携わっている。母体が公立はこだて未来大学ということもあり、本社を函館に置いた。AI技術を使った完全自動かつリアルタイムに乗合配車を行なうシステムを普及させ、地域公共交通の効率化により、皆が使いやすい新たな交通手段を生み出すことが目的である。社名を株式会社未来シェアとした。

 

 コミタクの創業前、私は渋滞の列を見ながら1台に1人しか乗っていない無駄をなんとかできないものかと思っていた。一方で、空のバスに凄まじいほどの補助金を打ち、維持していることのアホらしさを失笑していた。また、タクシー運賃の高さと接客の悪さにも閉口していた。出来るだけ多くの車で出来るだけの多くの油を使うことが、経済大国ニッポンを支えているのならば、いずれ国は滅びると断言してもいい、そんなことを思っていた。 


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 地域の課題を考え、「みんなの足」を創ろうと言った時、具体的なビジネスモデルは「月極定額地域限定乗合タクシー」だった。毎月一定額を払えば多治見市内でタクシー乗り放題、ただし、乗合制であるという乗物である。素人が何を言いだすのかと、運輸局からも業界からも笑われたのだが、あれから14年、今や「ライドシェア」という名で世界各地を席捲している。最初にこれを仕掛けたウーバーという会社は、実に7兆円もの資金を集め、次世代を牽引すると期待される企業となっている。1台の車を皆でシェアするという単純な発想は全く同じである。コミタクとウーバーとでは、何が違っていたのか・・・。IT技術に他ならない。エロ画像見たさにFAXモデムをパソコンにつないでいた時代である。スマホの出現もAIと呼ばれる人工知能のことも、全く想像できなかった。というより、0と1で成り立つデジタルの世界へ関心が持てなかったし、小難しいプログラミング言語への拒絶心も強かった。光の速度でデータをやりとりし、無線でどこへでも飛ばせることなど考えもしなかった。まあ、悔しいとも思わない。それは多様性のひとつの結果である。私がIT技術者になるなど今世では考えられないのである。

  

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 ただ、どういう仕組みか知らないが、“想い”は常に実現の方向へ行くものらしいことを経験から知った。もちろん、形になったもの、ならないもの、それぞれあるが、チャンスは必ず巡って来る。自己啓発セミナーや宗教に被れているわけではない。事実として、そういうものなのである。私と未来シェアが繋がる必然性は、それ以外何もない。

 

 未来シェアの立上げメンバーは、研究者の先生が中心となっている。理系のど真ん中、私とは真逆である。だからこそ、飲んでいる時も話はとてつもなく面白い。ある先生に、どうしてこの道に進んだのかと聞くと、少年の時に見たガンダムだと言う。ビグザムを自分で作りたいと思ったとおっしゃられるが、私には全く意味不明である。ただ、そんな話を聞いていて、ふと思った。未来を描いたアニメに出て来る“想い”が、現社会で次々と実現している。鉄腕アトムやドラえもんに出て来た空想の物なり仕組みが、現実のものになっていることに驚く。手塚治虫や藤子不二雄の偉大さはもちろんだが、空想が現実に結び付く、逆言えば、想わなければそうならない、「そういうもんである」のかも知れない。人間に創れないものはないと錯覚しそうであるが、皮肉にも今、人間は人間に勝るものを創ろうとしている。良いか悪いかの議論などどうでもいい。成長したいと願う本能が、今ここにいるという証なのである。

 

 無題

 

 いずれにしても我々は、未来シェアで世の中を変えようと思っている。現に資本も人もウーバーほどにないにせよ、どんどん集まって来ている。旅客や自動運転車両の方向だけでなく、他の分野に汎用するプランも具体的にあり、夢は膨らむ。ただ、悲しいかな、一番関心がないのが業界である。私には理解ができないが、現状維持への願いもまた、人間の本能なのだろう。確かに変化は怖いものなのかも知れない。しかし、変わらなければ、いずれなくなる。まあいい、大人しくじっとしてろ、俺たちが作って行ってやるから、ぐらいの気持ちである。

 

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