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2018/04/30

未来予想図


 今、猛烈にスズメちゃんにハマっている。お前、鳥嫌いだっただろうって、違う、そっちのスズメではない。NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い」である。主人公の楡野鈴愛(「にれのすずめ」と読む)ちゃんが愛くるしく、おじさんは毎朝8時、仕事もせずに感涙に咽び、心打たれているのである。


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 ドラマの舞台が、我が郷土の岐阜県東濃地方ということで見始めたのだが、俳優たちの下手な方言にイラッとするのはさておいて、いやいやなかなかできたドラマである。大阪万博の年に生まれたスズメちゃんは、小学生の時、左耳が全く聞こえないという障害を持つことになるが、明るく天真爛漫な性格は、どんな時にもポジティブである。やがて高校生となり、地元の農協に就職が決まるが、同じ日に生まれた幼馴染の律(りつ)の勧めで読んだ漫画に目覚め、突然、東京へ行って漫画家になると言いだす。はたして家族たちは騒然。この後、いったどうなるのか、おじさんは、どんどんハマって行くのである。


 先日、商業高校の先生方の前で話をさせていただく機会を与えられた。中小企業が必要とする人材についての話を乞われ、5分で済むような話を90分かけてしゃべった。

 身も蓋もない話だが、そもそも高校新卒の子供さんたちに、多くを期待するような経営者はいない。ましてや中小企業にとっては、成績優秀者など回って来るはずもないのだから、元々、能力や資格など、どうでもいいのである。求めるものは、素直であること、これ以外ない。素直さは人間力の源である。人格の基礎となる。どうか、高校教育の場で、人間力を磨くよう指導していただきたいと、もっともらしく話を締めくくったが、90分持たせるためには、それじゃあ埒があかない。そこで、今の高校生が人生の絶頂を迎える30年後の未来予測の話を取り混ぜさせていただいた。


 30年後、今の弊社は、ほぼ確実に無くなっている。いや、会社としては存続しているのかも知れないが、形は今のままのわけがない。なにせ、自動運転車が走り回っているはずなのである。無人タクシーに無人バスである。こうなるとスケールメリットが出せる大手資本が圧倒的優位である。また、我が業界だけではない。例えば、愛知の、いや日本の基幹産業である自動車産業が危うい。内燃機関で動く自動車は、部品点数が多く裾野が広いので、経済価値は高かっただろうが、一部の途上国を除いては走ることはない。代わりとなる主役は、タイヤに組み込まれたモーターで動く電気自動車である。おまけに、カーシェアリングで個人の自動車保有率は格段に下がり、自動車は今ほど売れないのは確実である。現在の下請け構造に支えられている自動車産業は、崩壊の可能性が高いと言わざるを得ない。


グーグル自動運転者_R

 

 AIやIOTが進化し、この先、産業構造は一変する。生半可な変革ではない。300年前にヨーロッパで起こった産業革命を上回る激変であろう。人々の生活は劇的に変わり、同時に働き方や「お金」自体も変わって来る。そうなると人々の価値観や人生観までもが一変するはずだ。そんなテクノロジーの進化の中で、中小企業がどう巻き込まれ、どう生き残るか、なのである。そんなもん、わかるわけがない。グリコの看板である。


 なかでも仮想通貨の登場で、「お金」が変わる影響が大きいと思う。国家の発行する「法定通貨」ではなく、様々な「お金」が世の中に出来て来る。地域やメンバーを限定して使うものや有効期限付きなんてのも現れるだろう。融資不可、利息不可なんていうのも出来るのかも知れない。それが、すなわちそれぞれの経済圏を構成する。どこの経済圏に参加するのかは、個人の自由である。ここに、資本主義社会崩壊の可能性が湧く。新たな価値を持ってする社会の誕生である。ん?何言ってのかわかんないって?そだねー!資本主義に洗脳され切っている“昭和世代”では、理解できるはずがないのである。

 

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 若い人たちが、これから新たな価値観を見出し、新たな社会を創り出して行く。できればそこには、競争や格差がなく、卑怯もんが排除される社会であって欲しいと願う。スズメちゃんのように明るく真っ直ぐな正直もんが幸せになれる社会であるように祈っている。世の中を変えるのは、いつも、余所者・馬鹿者・若者であるらしい。大丈夫、恋するフォーチュンクッキー、未来はそんな悪くないよ、ヘヘイヘイ、である。あと30年後、私は87となっている。50過ぎればいつでもいい、と思っていたのだが・・・30年後の社会、・・・できれば見てみたいものである。


 

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